HOME >> 当社が統計解析を担当した論文がCancer Communicationsに発表されました。当社情報解析事業部の斎藤聡事業部長、雨宮光宏、戸塚裕彦も共著者に加わっています。

当社が統計解析を担当した論文がCancer Communicationsに発表されました。当社情報解析事業部の斎藤聡事業部長、雨宮光宏、戸塚裕彦も共著者に加わっています。

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2023.11.10

肺がんはがん死因の一位であり、日本では年間に約7万6千人、全世界では約180万人の死をもたらしています。肺がんの中でも最も発症頻度が高く、増加傾向にあるのが肺腺がんです。肺腺がんは、肺がんの危険因子である喫煙との関連が比較的弱く、約半数は非喫煙者での発症です。本研究では、日本人の肺腺がんの患者さん約1万7千例と肺がんに罹患していない人約15万例の遺伝子の個人差を比較することにより、肺腺がんへのかかりやすさを決めるゲノム全体にわたる遺伝子の個人差を探し、EGFR遺伝子の変異を持つ肺腺がんへのかかりやすさや遺伝子の個人差がもたらす生物学的な影響を調べました。本研究の中で、スタージェンは遺伝統計解析全般を担当しました。

 

Shiraishi K, Takahashi A, Momozawa Y, et al. Identification of telomere maintenance gene variations related to lung adenocarcinoma risk by genome‐wide association and whole genome sequencing analyses. Cancer Commun. October 2023. doi:10.1002/cac2.12498

 

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