当社のJohnsonと鎌谷が著者として加わった論文がArthritis and RheumatologyにLetterとして発表されました。
Johnson TA, Kuwabara M, Kamatani N. Xanthine oxidase inhibitor withdrawal syndrome? Arthritis Rheumatol. 2019 Aug 5. doi: 10.1002/art.41066.
公開中のCARES試験のデータを分析し、心血管障害の患者において、痛風の治療薬、アロプリノールやフェブキソスタットを中止した後に、投与中より死亡率が高まる結果を得て発表したものです。どちらの薬も、中止後の1か月は投与中より18倍以上の死亡率となり、約半年間で死亡率は次第に低下していきます。どちらの薬も、投与中はATP増強により死亡率が低下したものが、中止により効果が剥奪した「離脱症候群」ではないかとして発表しました。これにより、CARESの試験で死亡者のほとんどが薬を飲んでいない状態で起きたという謎を初めて解明することができたと考えています。